宮城県美術館のピカソ展に行ってきた。
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ピカソ展行ってきた
過去に書いたようにセンスを磨くべくピカソ展に行ってきた。
朝一番で行ってきたけど人多かった。
最終日にして祝日。皆狙っていたんだね。
この写真は近くにいたおじいさんに撮ってもらった。
「ハイチーズ!。。撮れてる?普段ガラケーだから慣れてないんだ」
って写真確認までしてくれた。
おじいさんもガラケーって言うことにびっくりした。
そしてあの一瞬で7枚撮られていた。すごい。5枚ぶれてる。
ありがとうございます。
思ったこと
わからなかった
そもそもの目的がセンス磨くことだったんだけど,危惧していたことが的中したよね。
もはやわからないよね。かすかに持っていた感性まで崩壊したね。
もちろんピカソは生涯を通じて様々な作風を経るわけだから単純にわかりやすい上手な絵も残している。
だけど結構序盤からわからなくなっちゃった。
「すごーい」
って言う方をすごく羨ましく見てた。
俺だって
「ほぉ!そうきたか」
とか言いいたいのに。。
正直全然わからん。
でも,行ってよかった これまで見てきたピカソの絵画以外も結構見ることできたし,改めてピカソの作風の変遷をたどることができたのはラッキーだった。
子どもと親 or 旦那さんと奥さんの熱量の違いが面白い
「ねぇ,もうだいたい見てきたよ?」
「ねぇ,あと何枚?」
入って早々に終わりまでのカウントダウンを始める子どもたち。
確かに彼らにしてみれば自分の落書きと区別つかないんだろう。
頑張れ!なんなら大人も区別つかないんだよ。
そしてこの子どもと親とのやりとりが旦那さんと奥さんの間にも見られたこと。
「ねぇ。これ見て!」「うんうん。もう見たよ」
「わ!すごーい!」「そうだね」
早く帰りたそうな旦那さん数名見かけた。
ネーミングセンス
『手を組んだアルルカン』『ごつごつした造作の大きな頭部』 詳細に表現したり見えるままを表したかと思いきや 『女』 ど,どうした!?怒った?ってぐらいぶっきらぼうだったりする。 タイトルも芸術の一部なんだな。
意味付けがすごい
作品を面白いってわかるのは解説がついてるから。
「〇〇な内面をこの灰色に込めて左からの光とそれによって長く伸びる影が彼の内面を如実に表している。」(今作りました)
みたいなこと言われるとなるほどなぁぁって感心しちゃう。
特にキュビズム辺りは解説者の意味付けがなければ何も頭に入ってこない。
完全に,評価されているから見ている。
これが何の評価も意味付けもされず家の倉庫にあったらスルーしちゃうかも。
その絵の価値について考察してくれる方々がいて本当にありがたい。
意味付けがなくても,ピカソの絵を倉庫で見つけたら涙を流して感動するような人になりたい。
そしてそんな高価な絵が倉庫にあってほしい。
みちお展
何はともあれ,
美術展を見てきて刺激されまくりました!
そこでマイブームの1分絵画と,
それに雰囲気でコメントをつける遊びしてみた。
『透明人間の接吻』
透明人間がキスをしようとしたが,お互いに透けてしまうもどかしさを表した一枚。
『オレンジ』
一見して黒い線とオレンジのみのシンプルな絵画だと思われがちだが,
オレンジは複数の濃淡で表されており,道具も筆,指,クレヨン,ナイフ,スポンジなど様々である。
作者が生涯をかけて内なる「オレンジ」と戦った痕跡が随所に見られる(笑)。