俺ん家の芝生は青い。

なるべくふざける

効率を悪くした方が良い


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売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

仙台に住んでる人なら「さいち」ってスーパーを知ってる人も多いだろう。
秋保にあるおはぎで有名な「さいち」。
この前秋保に行ってきた時に寄ってきた。午後に行ったのでほとんど残ってなかったけど,一つ買うことができた。
レジでお姉さんに1日の売り上げを聞いたんだけど,平日でも5000〜10,000個,休日とかのシーズンには20,000個売れるらしい!!

2万個!
しかも工場から運ぶとかじゃなくてスーパーのバックヤードで作ってるらしい。

それで勝手にバックヤードを想像したんだけど,毎朝毎朝数千個〜数万個のおはぎを作るって仕事はすごいなって思った。

いくら効率よくしても数百個おはぎを作った後に数千個のおはぎが待っている状況。

さいちのおはぎにはあんこの他にゴマときな粉味がある。
単純に効率の良さを考えると,まずあんこ,次にゴマ,きな粉っていうように,順番にor別々に作っていくのが圧倒的に早いはず。

でもさ,想像してほしい。あんこあんこあんこあんこ,,,,,,これが数千回続く。もう途中から"あんこ"を作ってるのか"こあん"を作ってるのか,"んこあ"を作ってるのかわからなくなるはず。"こあん"はなんとか作れたとしても,"んこあ"なんて料理本のレシピには絶対に載らない。その発音からして載せちゃいけない。"んこあ"の作り方を考えてたら最終的には効率悪くなって余計に時間かかりそう。

そうすると一見効率は悪いけど,あんこを作って,ゴマ作って,あんこに戻ってって方が,「あー俺はおはぎ作ってるんだな」ってわかって,最終的に出来上がるのは早いんじゃないかな。急がば回れ的な発想!


でもまあもちろん「さいち」はちゃんと別なやり方で作っているのだろう。